



ウレヒーローとは

ホビーのPVCなどの軟質パーツ、コスプレ造形などの
柔軟素材に対して追従する特殊塗料です。
特徴として3つのスキルを持ちます
驚異の伸縮率300%
伸ばしたりねじることができます
※メタリックシルバー/コンクメタリックは最大200%です。
※メッキゴールド/メッキシルバーは伸縮率最大50%です。
多素材密着力
密着素材 | 素材名 | 適応内容 |
---|---|---|
ゴム | エチレン・ブタジエンゴム | △ |
天然ゴム | △ | |
エチレン・プロピレンゴム | △ | |
ニトリルゴム | △ | |
ウレタンゴム | △ | |
シリコンゴム | × | |
プラスチック | ポリエチレン(PE) | × |
ポリプロピレン(PP) | × | |
ポリカーボネート(PC) | 〇 | |
PET | 〇 | |
アクリル | 〇 | |
ABS | 〇 | |
6ナイロン | 〇 | |
ポリウレタン | 〇 | |
ポリエステル | 〇 | |
硬質塩ビ(PVC) | 〇 | |
軟質塩ビ(PVC) | 〇 | |
熱可塑性エラストマー(TPE) | 〇 | |
金属 | 鉄 | 〇 |
ステンレス(SUS304,430) | 〇 | |
アルミ(A5052,6063) | 〇 | |
銅 | 〇 | |
真鍮 | 〇 | |
その他 | ガラス | 〇 |
合成皮革(レザー) | 〇 | |
木材 | △ (吸込み懸念あり) |
|
発泡ウレタン/ スポンジ |
〇 | |
発泡スチロール | × (溶かす懸念あり) |
※素材の状況等により結果は変わる場合があり密着を保証するものではありません。塗料選定の参考としてお使いください。
※メッキシルバー/メッキゴールドは全体的に密着力がやや低下します。
×:メーカー非推奨素材
△:セロテープ単独剥離試験で合格
〇:JIS規格100/100碁盤目試験で合格

驚きの撥水性

カラーラインナップ等


■基本原色一覧
・容量:15ml
・カラー:全11種(クリヤー(無色透明)/ホワイト/ブラック/オーカー/オキサイドレッド/レッド/011イエロー/012メジャムイエロー/ブルー/グリーン/メタリックシルバー(※))
・光沢:各カラー2種ずつ(光沢あり/全艶消し)
※光沢ありはコンクメタリックになります

基本原色よりも硬さもあり密着力も劣るが、
メッキのような見た目に仕上げることができるタイプ
エアブラシ推奨の希釈済み品
・容量:15ml
・カラー:全2(メッキシルバー/メッキゴールド)
・光沢:光沢あり

ウレヒーローの希釈や洗浄する際に使う専用うすめ液。
・容量:50ml
参考希釈割合)
▼基本原色の場合
筆や刷毛ローラー塗りの場合は無希釈推奨。もし伸びが悪い場合は少量添加
エアブラシ塗装の場合は70%~120%希釈推奨
▼メッキタイプの場合
基本的には無希釈にてご利用ください。
その他注意事項/Q&A
(必読)
業務用/工業用との違いはありますか?
業務用/工業用ウレヒーローは2液タイプで耐水性など各種物性に優れております。
一般販売したサブカル系塗料のウレヒーローは全て1液タイプで2液タイプよりもやや物性が劣りますが、柔軟性伸縮性、各種密着性は高い商品です。
なお、工業用の専用硬化剤を併用ご利用いただいても、業務用とは成分が異なる為性能が落ちますのでご注意ください。
密着素材を知りたい
上記スキル2の一覧に書いてある素材が社内試験の結果になります。
基本的に一覧の素材の△~〇の素材でご利用いただければと思いますが、それでも密着しない場合がある点恐れ入りますが予めご了承ください。
一概にすべての条件に当てはまりませんが、考えられる原因としては
・素材に汚れ等がある場合
・乾燥が不十分な場合
・素材がテストピースと何らか成分が異なる場合
上記などがございます。
開発としましてもより満足いただけるように、なるべく多くのケースに対応できるよう開発に尽力いたします。
乾燥条件を知りたい
標準膜厚内(10μ前後)でしたら、常温(20℃)で1時間ほどで指触乾燥(指で触っても指紋がつかない)の目安になります。
完全硬化まで約3日~1週間を目安にいただき、激しく動かしたり組立等を行う目安としてご参考ください。
なお、自然乾燥タイプですが、最大加温上限は150度を連続2時間までです。
標準膜厚とは
ウレヒーローは10μ±5の薄膜仕様になります。厚く塗り過ぎますと乾燥不具合や密着性の不具合を起こす原因にもなりますのでご注意ください。
弱点はありますか?
ウレヒーローは柔らかい塗料が故に擦れに対しては懸念はあります。しかし、硬度はHと通常の柔軟な塗料の中では高い分類です。
屋外でも黄変はしにくいですが、雨や水が当たると水跡がつきます。水分が蒸発することで水跡が消える事がありますが、水垢は残る可能性は高いので屋外使用の際はご注意ください。
希釈は他社品が使えますか?
ウレヒーローは特殊塗料になりますので、専用のうすめ液をご利用ください。